「デュアルユース問題とBSL4施設シンポジウム」の開催について
1.主 催:日本学術会議基礎医学委員会病原体学分科会、基礎生物学委員会・統合生物学委員会・
農学委員会合同総合微生物科学分科会、基礎医学委員会病原体研究に関するデュアルユース
問題分科会、日本学術会議科学・技術のデュアルユース問題に関する検討委員会
2.共 催:日本微生物学連盟
3.日 時:平成24年12月14日(金) 午後1:30~午後5:00
4.場 所:日本学術会議 講堂
(東京都港区六本木7-22-34 東京メトロ千代田線「乃木坂」下車1分)
5.開催趣旨:科学・技術は人類の繁栄と福祉以外の目的に利用される場合もあり得る。これを科学・技術
の「二面的利用性(デュアルユース)」と呼び、近年病原体の研究成果の発表に際して改めて
問題視される様になった。本公開シンポジウムでは一般聴衆を対象として病原体を含む科学
技術の学術的研究の中に孕まれるデュアルユース問題およびBSL4施設の情報提供を行ない、
議論を通して一般への周知を図るとともに、広くパブリックコメントの収集を行なう。
6.次 第:
〈講演内容〉
(1)「はじめに:日本学術会議での議論の経緯、統括と分科会での結論の報告」
岡本 尚(日本学術会議連携会員、名古屋市立大学大学院医学研究科教授)
(2)「デュアルユース問題のこれまでの流れ」
四ノ宮 成祥(日本学術会議特任連携会員、防衛医科大学校教授)
(3)「海外のBSL4施設での実験の状況」
高田 礼人(北海道大学人獣共通感染症リサーチセンター)
(4)「世界および国内のBSL4施設の現況」
倉田 毅(国際医療福祉大学教授)
(5)「合成生物学とデュアルユース問題」
木賀 大介 (大学院総合理工学研究科准教授)
(6)「Brain Machine Interface (BMI)とデュアルユース問題」
川人 光男 (国際電気通信基礎技術研究所脳情報通信総合研究所長)
(7)「まとめ」
笹川 千尋 (日本学術会議第二部会員、日本生物科学研究所常務理事)
[デュアルユース問題とBSL4施設シンポジウムポスター(PDFファイル)]
※参加申込は不要です。当日、会場にお越し下さい。