日本学術会議「幹事会だより No.157」について

 

 

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幹 事 会 だ よ り No.157
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                           平成30年8月14日発行
                              日本学術会議会長
                                  山極 壽
 

 今回は7月26日()に開催された幹事会で議事要旨が確認されましたことを受け、

6月28日()に開催された第265回幹事会の議事概要を御報告いたします。

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会長・副会長より
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〔 会長 山極壽一 〕
 この7月に西日本を襲った集中豪雨は、各地に河川の氾濫や土砂災害などの甚大な被害を

もたらし、多くの犠牲者を出しました。お亡くなりなった方々に、謹んで哀悼の意を表します。

 この度、幹事会では防災減災学術連携委員会から、こういった「緊急事態」について、通常の

手続きを経ずに迅速な対応(緊急の集会や見解の発出)ができるような対処をお願いしたいと

の依頼がありました。日本学術会議は、これまでにも「緊急事態における日本学術会議の活動

に関する指針」(2014年2月)を設けたり、「緊急事態に準じる事態」(2016年4月)であることを確

認したりして、緊急報告会を開催し、会長談話を発出してきました。今後も、これらの前例に倣

い、緊急事態の対処ができるように合意しました。つい先日も、追い打ちをかけるように逆走し

た台風12号が被災地を襲いましたが、今後も大雨や地震等による災害が懸念されます。日本

学術会議の専門知と実践知を結集し、必要な対処を迅速に行っていく所存です。

 7月10日に、お茶の水女子大学が、戸籍上男性であっても性自認が女性であるトランス

ジェンダー学生を受け入れると発表しました。日本学術会議は、昨年9月29日公表の提言「性

的マイノリティの権利保障をめざして―婚姻・教育・労働を中心に―」において、性的マイノリティ

学生の学ぶ権利を包括的に保証する必要性を提起しています。女子大や女子高におけるトラ

ンスジェンダー学生の受け入れも奨励しており、今回のお茶の水女子大の決定は日本学術会

議の提言に沿ったものとして、高く評価したいと思います。今後も、様々な提言が社会に実装さ

れていくよう、誠意ある活動を続けていきます。

 7月20日に、文部科学省から国際リニアコライダー計画(ILC)の見直し案に関する審議依頼

がありました。これについては、平成25年にも審議依頼があり、「本格実施を現時点において認

めることは時期尚早」とし、「ILC計画の実施の可否判断に向けた諸課題の検討を行うために必

要な調査等の経費を政府において措置し、2~3年をかけて当該分野以外の有識者及び関係政

府機関を含めて集中的な調査・検討を進める」ように回答していました。この回答を受けて文部

科学省は改めて調査検討を行い、このたび再度審議依頼をしてきたわけです。先日の幹事会

ではこのための検討委員会とその下に分科会を設置することが認められました。今後、この計

画の学術的意義や学術研究全体における位置づけ等について、早急に審議を進める予定です。

 7月24日~25日には、アルゼンチンのロサリオで、G20各国アカデミーがG20サミットに向け

て科学的な提言を行うサイエンス20(S20)が開催され、日本学術会議からは私の代理として

山本事務局長が出席し、来年のS20を日本学術会議が主催して行うことを宣言しました。また、

私のメッセージを収録したビデオレターを届け、来年東京で開催するS20へ向けて参加を呼び

かけました。テーマ等詳細については、今後専門の分科会で議論していくことになります。会員、

連携会員のみなさまの積極的な参加をお願いいたします。

 1949年に発足した日本学術会議は、来年70周年を迎えます。その記念になる催しをぜひ行い

たいと考えています。60周年では1月に会長談話を発表し、4月の総会で記念講演を実施しました。

これは「学術の動向」14巻の2号、6号、7号に掲載されています。70周年ではこの24期を象徴する

ような個性的な試みを実施したいと思います。みなさんのご提案をお待ちしておりますので、よろ

しくお願いいたします。

〔 組織運営及び科学者間の連携担当副会長 三成美保 〕
 台風がはじめて東から西へと逆走した週末、第一部は東北地区会議及び東北大学と協力して

東日本大震災の「記憶」をたどるシンポジウムを開催しました。一方、台風が去り、猛暑が戻った

週明けには、ある医科大での女子合格者比率抑制に対する批判が沸き起こりました。

 「想定外」――東日本大震災から7年余りたったいまもなお、大災害が起こるたびに繰り返され

る言葉です。しかし、学術は、「想定外」を弁明に使うべきではありません。大災害の「記憶」を風

化させず、次の世代に確実に伝える義務がある。そう訴えかけたのが、公開シンポジウム「東日

本大震災後の10年を見据えて」(7月29日)です。同シンポジウムには、東北大学運営委員のみ

なさまの奮闘を得て、多くの市民にご参加いただき、討論でも市民の方々からの質問が相次ぎ

ました。今期の学術会議が目指している「市民との対話」が成功したシンポジウムになったと思

います。

 翌日、巨大津波の被災地を訪れるというエクスカーションがもたれました。南三陸町の高台に

位置する中学校まで押し寄せた大津波の傷跡は、いまそこに残されていました。あたり一面に土

砂が盛られる中をアスファルトの道路がうねる光景は異様でしたが、そこにはすべて家があった

と聞いて絶句。町が根こそぎ波にもぎ取られてしまったのです。津波警報にどう行動すべきか迷って

いたとき、津波の「記憶」をもつ地元出身の教員が「山に逃げろ」、こう叫んで子どもたちの命が助

かったというお話には、救いと可能性を感じました。

 もっとも胸が塞がれたのは、石巻市大川小学校です。児童108人のうち84人、教職員13人のうち

10名が犠牲になりました。しゃれた円形校舎は、その残骸をむき出しにしていました。周囲には犠

牲者を悼んでつくられたささやかな手作り花壇があり、そのそばで子どもたちを含むいくつかの

グループがボランティアの話に耳を傾けていました。われわれが重い沈黙に陥ったのはそのとき

です。宮城県下の学校からこの地への見学はこれまで一度もない--そう説明してくださった語り

部は、別の学校の元教員です。遺族が県を相手に訴訟を起こしていますが、県は責任を認めて

いません。そのことが何らかの影を落としているとしたら、宮城県の子どもたちは学校教育で地

元の悲劇を知る機会を奪われていることになります。「記憶」の紡ぎ手になれないことは、次の災

害への備えを弱めます。

 小学校のすぐ裏に小高い山が連なっていました。「裏山に逃げていれば助かった」――遺族の

悲痛な叫びが聞こえてくるようでした。学校から裏山まではほんの数十メートル。しかも、山にはな

だらかな細道が設けられていて、子どもでも楽に登れるのは明らかだったからです。そんな状況で、

なぜ、校庭に50分も待機させたのか。学校で避難訓練を行ったことがなかったなど、いくつかの

原因が考えられるそうですが、決定的なことはわかりません。確実なことは、助けられるはずの

命であったということです。新興住宅地であった小学校のあたり一帯はもと湿地帯で、過去の津

波の「記憶」を伝える者がいなかったそうです。それゆえにかえって「安全」と思われていたとの

語りは、胸に刺さりました。あれから7年。真新しい中学校の制服を着ることなく逝った娘さんのた

めにも語り続けていくとおっしゃったボランティアの方はわれわれに笑顔を見せてくれました。ど

れほどの涙を乗り越えての笑顔だったのか。バスに向かうわれわれの足取りは一様に重く、言葉

はありませんでした。

 合宿を終えて帰宅すると、ある医科大で女子受験生を差別的に処遇していた疑いがあるとの

ニュースが飛び込んできました。ことの発端は不正入学疑惑でしたが、いまや女子受験生や多

浪受験生の排除という不公正入試疑惑に発展しています。

 厚生労働省等の調査(2016-2017年)によると、日本における女性医師の割合は21.1%、

OECD平均は46.5%ですので、異常に低い数値と言わざるを得ません。女性医師が仕事を

中断・離職する最大の理由は、出産や子育てなどのケアワークにあります。出産育児による

仕事の中断・離職を恐れて女子合格者の割合を低く抑えるよう操作していたのが事実である

なら、由々しき女性差別です。女性のチャンスを奪うだけでなく、出産育児という人間社会を

持続可能にするための重要なケアワークを軽んじているからです。これでは、少子化に歯止

めはかかりません。男女別定員を明示していればよいかと言えば、その合理的説明がない限

り、差別であることは否めません。

 女子に対する不公正入試や女性医師問題の根本には、男女を問わぬ医師の超多忙化という現

実があります。入試における公正処遇だけで解決する問題ではないのです。女性医師だけの問

題にとどめてもなりません。女性医師比率が5割を超えるフィンランドでは、働く時間を自分で自由

に設計できる仕組みがあるとされます。日本でも「働き方改革」が進められていますが、長時間労

働を是正する方向につながるかどうか疑問です。

 ある高名な経済学者が指摘しているように、労働力という「資源」はたいへん脆く、「腐りやすい」

ものです。そもそも、人間自体が「脆い」存在なのです。「近代科学」が想定してきた「自律的個人」

は、壮年期の強く健康で「理性的」な中流男性(しかも白人)モデルにすぎないことをジェンダー研

究は喝破しました。すべての人間のうちそのようなカテゴリーに属するのはごくわずかです。「自律

的」男性もまた、生まれ落ちた時には誰かによるケアに委ねられ、老いた時にも他者によるケアな

しで過ごすことはできません。「人生100年」を語ろうとするならば、ケアワークを受けず、ケアワーク

を提供しないでいられる時間は人生の中でそう長くないという事実を見据える必要があります。人

間存在の「脆さ」や「弱さ」を前提とした社会の制度設計とそのための理論構築が求められているの

です。こうした点も含め、男女共同参画分科会をはじめとするジェンダー系分科会で議論を積み重

ねることができればと考えています。


〔 政府、社会及び国民等との関係担当副会長 渡辺美代子 〕
 今年の夏は酷暑に加え、従来にない台風が発生し、地球温暖化を肌で感じるような印象を持

つこの頃です。自然災害の確率が確実に増しているように感じるのは私だけでしょうか。そして、

自然災害だけでなく、社会における災害ともいえるような事件が身近に起きていることにも心が

痛みます。

 社会災害ともいえるさまざまな事件が、なぜ次々と起こるのか。それを学術会議が科学的観点

から検討し、社会に問題提起することが必要だと考え、ハラスメントを題材にしたシンポジウム「ハ

ラスメントを鏡に、日本社会を検証する-まぜまっとうな議論ができないのか?」を7月27日に開

催いたしました。台風が迫っている時でしたが、約70名が参加されました。通常、学術会議のシン

ポジウムは講堂で行われますが、今回は2階の大会議室に椅子だけを並べて開催しました。これ

は、対話を重視したいという企画者の意図によるものです。その効果は十分にあり、活発な意見

交換ができました。本シンポジウムは男女共同参画分科会と第一部総合ジェンダー分科会の主催

で、ジェンダーを出発点として、ジェンダーを超えた議論となりました。

 朝日新聞の高橋真理子氏は、ハラスメント加害者は往々にして自分が悪かったとは思っておら

ず、辞職する場合も「世間を騒がせた」ことを理由にするため、原因究明は不十分となり、ハラス

メントを起こす構造が温存されてきたと指摘。ハラスメントを起こすのは「幼稚な人」と喝破しました。

 第二部会員で精神医学が専門の神尾陽子氏は、権力が生み出しやすい傲慢症候群と、精神的

健康者(ホモクリット)のリーダーが起こす問題点を指摘しました。傲慢症候群は、権力の座に長く

いると起こりやすいもので、自分が国家(組織)そのものと勘違いし、また批判者を無視する傾向

にあり、この兆候が現れたら早期に辞職するのが組織のためだそうです。ホモクリットリーダーは、

平穏時には有能だけれど、危機的状態では誤りを続け傲慢な嘘つきになるそうで、危機的状態の

時にはホモクリットをリーダーに選ばないことが重要とのことでした。また、未来の権力者には、批

判的思考力と批判への耐性、ユーモアのセンス、複雑なものごとを多面的に見る力などを育成す

ることが必要であるとのお話でした。

 若手アカデミー委員と大学院生によるパネル討論では、「若者は社会の変革者か、それとも従属

者か」というテーマで議論、従属者になりがちな要因として「コミュニケーション・エラー」というキー

ワードを用いました。心理学が専門の高瀬堅吉氏は、「何でも経験だよ」と言われて研究以外の仕

事を頼まれ、その結果、研究業績が上がらないという若手研究者の現状を問題として提起し、その

要因を分析しました。服従を引き起こす主な要因として、シニアによる監視と、社会との触れ合いを

妨げる「バッファー」の存在を挙げ、後者は若手の自助努力で解決できるものの、前者の解決のた

めには評価軸の見直しが必須と訴えました。

 この他にもたくさんの斬新なご意見が飛び交い、ハラスメントは個人の問題というより、制度や環

境の問題、この抜本的解決がなければ減っていかないという結論になりました。

 シンポジウムにおいて、またアンケートの記述にも、このような議論を学術会議が継続して進め、

社会の健全化に貢献すべきという励ましのご意見をたくさんいただきました。これらの要望を真摯

に受け止め、ハラスメントが横行しない社会を目指して新たな企画をしていきます。ぜひ、多くの皆

さんが一緒に考え、各ご専門の立場からご提案くださることを期待しております。

 

〔 国際活動担当副会長 武内和彦 〕

 本年7月20日、私はベトナムの首都ハノイに出張しました。日越大学の理事の一人として同日開

催された理事会に出席するためです。日越大学は、著名なベトナム国家大学ハノイ校傘下の大学

の一つとして2016年に設立されたものであり、理事長は同大学総長のグエン・キム・ソン氏が務め

ています。また学長は、元東京大学理事・副学長の古田元夫氏が務めています。古田学長は、ベ

トナム現代史を専門とし、ベトナム語を流暢に話されるので、日本人の学長としては最適任の方だ

と関係者から高く評価されています。

 この大学の特徴の一つは、東京大学、大阪大学、筑波大学、横浜国立大学、立命館大学など日

本の大学がカリキュラムの準備に協力し、教員を派遣して、ベトナム側の教員と一緒に教育に従事

していることです。また分野は、地域研究、公共政策、企業管理、環境工学、ナノテク、社会基盤な

ど多岐にわたりますが、リベラルアーツやサステイナビリティ学といった俯瞰的、統合的なものの見

方に重点が置かれていることも、大きな特徴と言えるでしょう。現在は、修士課程のみですが、いず

れ学部や博士課程の設置も予定されています。また理事会では、教員組織であるサステイナビリティ

学研究院を開設することも基本了解されました。

 翌日の7月21日には、第一回の学位授与式が開催され、古田学長から56名の一期生に学位記が

授与されました。修了生には、日本企業に採用された者や、日本の大学の博士課程への留学が内

定している者が多数含まれ、この大学が今後、教育研究を通じた日本とベトナムの交流の進展に

大きく貢献することが期待できます。ガウンをまとった修了生の晴れやかな姿を見て、この日越友

好のシンボルとなる大学のさらなる発展を願いました。



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SCJ Member Forum (会員・連携会員専用掲示板)
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幹事会開催状況(議事要旨、配布資料)はこちら
http://www.scj.go.jp/ja/member/iinkai/kanji/index.html

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以下、第265回幹事会の概要となります。

265回幹事会(平成30年6月28日(木)14:3016:05

審議事項等

1 前回議事要旨の確認が行われた。

2 以下の公開審議が行われた。

 (1)「委員会及び分科会等に係る特任連携会員の選考の在り方について」の一部を改正する

    ことを決定した。

 (2)幹事会附置委員会における委員会委員(新規設置1件)を決定した。

   ○新規設置

   ・地方学術会議委員会

 (3)機能別委員会における運営要綱の一部改正(分科会の設置1件、小委員会の設置1件)

    及び小委員会委員(新規1件)を決定した。

   ○分科会の設置

  ・国際委員会持続可能な社会のための科学と技術に関する国際会議2018等分科会

   ○小委員会の設置及び小委員会委員の決定

   ・科学者委員会学協会連携分科会学協会法人化問題検討小委員会

 (4)分野別委員会における運営要綱の一部改正(新規設置3件、委員構成の変更1件)及び

    委員会等委員(【委員会及び分科会】新規3件、追加11件【小委員会】新規1件)を決定

    した。

 (5)課題別委員会における設置要綱の一部改正(委員構成の変更1件、新規設置2件)及び

    分科会等委員(【分科会】追加1件【小委員会】新規2件)を決定した。

   ○委員構成の変更及び分科会委員の決定

   ・フューチャー・アースの推進と連携に関する委員会フューチャー・アース国内連

   携分科会

  ○小委員会の設置及び小委員会委員の決定

  ・フューチャー・アースの推進と連携に関する委員会持続可能な発展のための教育

   と人材育成の推進分科会持続可能な発展のための海洋教育と人材育成小委員会

  ・フューチャー・アースの推進と連携に関する委員会持続可能な発展のための教育

   と人材育成の推進分科会ESD・SDGs小委員会

 (6)課題別委員会の設置(2件)及び委員会委員(新規1件)を決定した。

   ○委員会の設置

   ・人口縮小社会における問題解決のための検討委員会

   ○委員会の設置及び委員会委員の決定

   ・人口縮小社会における野生動物管理のあり方の検討に関する委員会

 (7)提言「研究と産業に不可欠な中性子の供給と研究用原子炉の在り方」について、原子力

    安全に関する分科会柴田徳思委員、研究用原子炉の在り方検討小委員会永井康介委

    員より説明があり、審議の結果、所要の修正を行うことを条件に承認した。

 (8)日本学術会議協力学術研究団体を指定することを承認した。

 (9)国際商業会議所(International Chamber of Commerce:ICC)から7月に開催される

    SBSTTA(生物多様性条約締約国会議の関連会合)に向けて出す合同声明に、学術会

    議ロゴを使用することについて審議し、ロゴの使用については保留することとした。

 (10)サイエンス20(S20)を日本学術会議が主催することについて決定した。

 (11)平成30年度フューチャー・アースに関する国際会議への派遣方針に基づいて、派遣会

     議及び会議派遣者を決定した。

 (12)「第14回大気化学と地球汚染に関する委員会(iCACGP)及び第15回地球大気化学国

     際協同研究計画(IGAC)合同会合及びIGAC関連会合」の共催及び外国人の招聘につ

     いて決定した。

 (13)平成30年度第3四半期における学術フォーラム及び土日祝日に講堂を使用するシンポ

     ジウム等につき決定した。(2件の学術フォーラム、6件のシンポジウム等)

 (14)9件のシンポジウム等の開催、4件の国内会議の後援を決定した。

 (15)日本学術会議の活動状況等に関する年次報告(平成29年10月~平成30年9月)の作

     成について決定した。

3 その他事項として、第177回総会(10/3~5)の日程案及び今後の幹事会等の開催日程

     について確認が行われた。

4 以下の非公開審議が行われた。

 (1)機能別委員会における小委員会委員(新規1件)を決定した。

 (2)分野別委員会における分科会委員(特任連携会員)(追加6件)及び小委員会委員(新規

    1件)を決定した。

 (3)課題別委員会における委員会委員(特任連携会員)(新規1件)及び小委員会委員(新規

    2件)を決定した。

 (4)外部委員候補の推薦について承認した。