役員
理事長 柳 雄介 (九州大学大学院教授)
副理事長 木暮 一啓(東京大学大気海洋研究所教授)
  〃 笹川 千尋(千葉大学真菌医学研究センター長、一般財団法人日本生物科学研究所所長)
常務理事 大西 康夫(東京大学大学院教授、日本農芸化学会理事)
  〃 春日 文子(国立医薬品食品衛生研究所安全情報部長)
  〃 小柳 義夫(京都大学ウイルス研究所所長、日本ウイルス学会理事)
  〃 福井 学(北海道大学教授)
  〃 馬替 由美(森林総合研究所きのこ・微生物研究領域室長)
監  事 岩田 敏(慶應義塾大学教授、日本感染症学会理事長)
  〃 長田 裕之(理化学研究所環境資源科学研究センター副センター長、日本放線菌学会会長)
  〃 北 潔(東京大学大学院教授、日本寄生虫学会理事)
   
理事長より
ご挨拶  
 2015年4月より笹川千尋前理事長の後任として、理事長を務めさせて頂くことになりました柳雄介です。
 日本微生物学連盟は、日本学術会議IUMS分科会及び総合微生物科学分科会と協力して、「我国の微生物学関連学術団体の連携強化と微生物学分野全般に関わる研究・教育の推進を通じて微生物学の発展を図り、微生物学分野における国際交流の促進を行うことにより、社会に貢献することを目的」として2007年に設立され、現在22学術団体が加盟しています。
 野本明男初代理事長のもとでは、札幌で2011年に開催された国際微生物学連合(IUMS)会議の開催準備に多くの時間が使われました。この会議は、1984年の仙台での国際ウイルス学会議(International Congress of Virology)、1990年の大阪での国際細菌学会議(International Bacteriology Congress)、国際真菌学会議(International Mycological Congress)以来わが国では久しぶりのIUMSの国際会議でした。幸い、加盟学術団体および多くの方々のご尽力により会議を成功裡に終えることができました。
 それを承けて次の笹川理事長は、本連盟の目的である関連学術団体の連携強化と微生物学分野全般の発展に向けてリーダーシップを発揮されました。中高生や一般社会人を対象にした連盟主催の公開フォーラムを始められ、微生物学分野の多様性を反映した『驚きの微生物たち』『微生物-知られざるミクロのエンジニア』『薬が効かない感染症の話-薬剤耐性感染症の現状とその対策』『ユネスコ無形文化遺産「和食」とそれを支える微生物』『長寿社会における感染症への対応-元気なお年寄りであり続けるために-』という様々なタイトルで、これまでに5回のフォーラムが開催されました。公開フォーラムは、一般の方々に微生物についてもっとよく知って頂くというだけでなく、複数の学会が共同で企画・運営することで、学会間のコミュニケーション促進にも大いに役立っていると思われます。また、微生物学領域が直面する大きな問題である「デュアルユース」や「バイオセイフティーレベル(BSL)4施設」について、日本学術会議の分科会と共同で討議を進め、日本学術会議からの提言という形で意見をまとめられました。その他にも、ホームページの充実、財政基盤の確立、広報活動など本連盟の基礎作りに大いに貢献されました。
 微生物は、地球上の生物全体の中で個体数、遺伝情報量いずれにおいても圧倒的多数を占めています。また、微生物を対象とした研究分野は、微生物ゲノム遺伝学、微生物生態学、バイオテクノロジーを含む応用微生物学、醸造学や食品微生物学、感染症に関する病原微生物学など多岐にわたり、微生物の教育・研究は大学のほぼすべての理系学部、すなわち理学、農学、工学、医学、歯学、薬学、獣医学部などで行われています。人間社会における微生物の重要性を考えると、微生物学関連学術団体の大多数が参加する本連盟の役割と責任には大変大きいものがあります。私たちは、これまでの理事長と理事会が築いて来られた連盟の基盤の上にさらに新しい視点を加え、微生物学分野の発展、国際交流の促進、社会貢献を進めるために積極的に活動していきたいと考えています。本連盟の活動にご支援とご協力をどうぞよろしくお願い致します。
                                   平成27年6月
                                   日本微生物学連盟理事長
                                   柳 雄介
 


委員会
・ 将来構想検討委員会
・ 学会間交流促進委員会