日本学術会議「幹事会だより No.178」について

 

 

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幹 事 会 だ よ り No.178
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                           令和2年5月25日発行
                              日本学術会議会長
                                  山極 壽
 

  今回は4月30日(木)、5月14日(木)に開催された幹事会で議事要旨が確認されま
したことを受け、3月26日(木)に開催された第288回幹事会及び4月30日(木)に
開催された第289回幹事会の議事概要を御報告いたします。
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今後の幹事会・総会日程
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●幹事会
第291回幹事会 令和2年 5月28日(木) 13:30から
第292回幹事会 令和2年 6月11日(木) 13:30から(日程は要調整)
第293回幹事会 令和2年 6月25日(木) 13:30から
第294回幹事会 令和2年 7月9日(木) 13:30から(日程は要調整)
第295回幹事会 令和2年 7月30日(木) 13:30から

●総会
第180回総会 令和 2年 7月 9日(木)(日程は要調整)
第181回総会 令和 2年10月 1日(木)〜 3日(土)
第182回総会 令和 3年 4月21日(水)〜23日(金)

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会長・副会長より
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〔 会長 山極壽一 〕
  24期も終わりに近づき、たくさんの提言が発出されようとしています。日本学術会議で
活動されている多くの委員会や分科会の成果を社会に出そうという試みなので、幹事会も
月2回開催してこれらの提言案を審議し、何とか今期中に提言を発出できるように努力し
ているところです。
さて、新型コロナウイルスの動きもやっと鈍り始めたようで、世界でも日本でも少しず
つ経済活動再開の兆しが見えてきました。日本学術会議も総会をはじめほぼすべての活動
が対面で実施できなくなり、オンラインやメール審議に切り替えてやっているところです
が、少しずつでも本来の方式に復帰できるように努力していこうと思っています。
  ただ、たとえこのコロナウイルスが制圧できたとしても、元のような暮らしが戻ってく
るわけではありません。再び別の感染症が襲って来るかも知れず、そのための対策を備え
た暮らしや産業の設計が不可欠になります。今、さまざまな場でPOSTコロナ社会を見据
えた議論が始まっています。このような中でこそ、学術界の役割が重要であり、可能な限
り、私たちの認識や見解を人々に示していくこと、それをもとに人々が「コロナ後」の世
界の未来を考え、準備をする材料を提供することが求められていると感じています。
そこで、日本学術会議がどんな役に立てるだろうかと考えました。もちろん、精力的に
検討を進めている第二部附置の大規模感染症予防・制圧体制検討分科会をはじめ、各部や
各委員会でも、多様な議論がなされていくだろうと思います。また、展望委員会では、こ
れから10年後、30年後の世界を予想した上で、現在できる課題を導き出して学術による
解決策を探る「未来からの問い」をこれまで1年以上をかけて議論してきました。ただ、
日本学術会議の総意による意見を発出するには、提言と同じようにとても時間がかかりま
す。それでは、現在人々が求めているような時宜にかなった意見は出せません。
今回はこの迅速さを重視し、昨今の大きな課題である新型コロナウイルスの影響につい
て、「コロナ後」の世界の未来を考えわかり易く紹介するため、対談形式によりその展望を
紹介し、その映像をウェブにあげ、一般に公開することにしました。ここで表明された見
解は出演者の個人の見解であり、日本学術会議としての意思の表出ではありません。ただ
し、日本学術会議の関係者がそういった個人の意見を責任をもって述べるということを通
して、学術の立場からの議論の場を提供したいと考えた次第です。対談の主催者(差し当
たってはまず会長・副会長)が、専門的知見を有する対談者に相談し、新型コロナウイル
スの影響による世界の変化を中長期的視点から、WEBEX等を通じたテレビ対談方式で語
り合い、この様子を録画・編集して、日本学術会議HPで一般に公開します。1回の対談
は7〜8分程度で、主催者が対談者にインタヴューする形式としますが、今後鼎談や座談
会方式も考えていきたいと思っています。
ぜひ、ご覧になっていただき、対談に出た意見をもとにご議論いただければ幸いです。

〔 組織運営及び科学者間の連携担当副会長 三成美保 〕
  奈良では、鹿たちがあちこちを歩いて草を食んでいます。飢えているわけではありませ
ん。たしかに、COVID-19によって観光客が減り、おやつの鹿せんべいは減りました。し
かし、野芝が主食の鹿たちはとくに困ることもなく、人と車が減って行動範囲が広がり、
のびのびしているのでしょう。むしろ、保護団体は、鹿がパンやスナック菓子などの味を
覚え、ポイ捨てされたビニール袋を食べてしまって死に至るケースが相次いでいることを
強く警告しています。プラゴミは鹿の胃に残留し、鹿を衰弱死させてしまうそうです。
  わたしたちの社会でも、COVID-19がもたらす危機に対して、さまざまな動きが活発に
なっています。研究者や学会は声明等で、市民たちはツイッター等で声を挙げはじめまし
た。そのうち、最近公表された人文・社会科学系研究者の取り組みを三件ご紹介したいと
思います。すでにマスコミ報道もなされていますのでみなさまもよくご存知かもしれませ
んが、これらでご活躍の方々の多くが日本学術会議の元会員や現連携会員ですので、改め
てぜひ情報を共有していただきたいと考えた次第です。
  第一は、「政府の新型コロナウィルス対策に対する女性たちからの要請」です
https://covid19andgenderequality.jimdosite.com/。この「要請」は、「すべての対策を、ジ
ェンダー平等の視点から再検証すること」を筆頭に、全部で九つの対策課題を掲げていま
す。給付の個人単位化、職業差別や待遇差別の禁止、無償ケア労働への配慮、DVや児童
虐待から逃れるための「家庭外の安全な場所」の整備・拡充、意思決定への女性参加、一
人親世帯への配慮などです。いずれも、これまで社会学・経済学・法学などの分野で行わ
れてきたジェンダー諸研究の成果をふまえた具体的な課題提起です。緊急の課題であると
同時に、コロナ後にも共有されるべき課題リストです。
  第二は、緊急WEB調査です。落合恵美子京大教授(元会員・現連携会員)が4月半ば
に行った「在宅勤務緊急調査報告」はたいへん興味深い結果を示しています
https://gendai.ismedia.jp/articles/-/72531。「ステイホーム」で「ホーム」に戻ってきたの
は家族だけではありません。近代社会で学校や病院・介護施設等に次第に分散されていっ
た機能が、なんの事前準備をする間も支援もないまま、一挙に「ホーム」になだれ込んで
きました。調査によると、「ステイホーム」は家事育児の総量を増やし、とくにそのしわ寄
せは女性に集中しました。「家でマスクを手作りしよう」という文科省の動画、「宿題に丸
付けを」という学校からの要請——それをするのは、いったいだれ?精神的ストレスを抱
える女性の割合も増えているようです。しかし、悪いことばかりではなかったようです。
子どもをもつ男性の満足度(家族関係が良くなった)は大いに高められたことが調査から
浮かび上がっています。「ステイホーム」が突きつけた課題への対処次第で、未来社会のあ
り方は大きく変わります。男性が「(楽しい)ホーム」を取り戻すとともに、女性が「(無
償ケア労働付きの)ホーム」に押しつぶされない社会を展望するにはどうあるべきか。こ
れからはじまる動画の「対談」でも問いかけていきたいと思います。
  第三は、日本教育学会が出した声明です。日本教育学会は、5月11日付けで、「9月入
学・始業」の拙速な決定を避け、慎重な社会的論議を求める——拙速な導入はかえって問
題を深刻化する——」との学会声明を公表しましたhttp://www.jera.jp/20200511-1/。5月
22日には「提言」を公表予定とのことです。「9月入学」は大学でも長年の課題であり、す
でに多くの大学院では4月入学と秋入学の併用となっています。しかし、義務教育を含め
た全面的な「9月入学」となると、子どもたちやその保護者をはじめ、社会全体に及ぼす
影響は甚大です。別の研究チームの試算によると、「9月入学」を来秋に実施した場合、教
員2万8千人が不足、保育所待機児童が26万人、地方財政で3千億円近い支出増になる
と指摘されています。「そもそも、コロナウイルス禍で学校でも社会でも様ざまな支援が緊
急に求められているときに、教育の実質的保障に使うべき、限られた財源と人員を割いて
でも9月入学・始業を直ちに実施することが果たして必要でしょうか。9月入学に議論を
集中させることで、いま対応すべき重要な他の諸問題を見過ごすことも危惧します」との
学会声明の懸念に強く共感します。
  以上のように、COVID-19は、隠されていた社会のバイアスや格差をはっきりとあぶり
出しました。目下、医療崩壊と経済危機をともに避ける道が模索されており、これらはい
ずれも人の命と生活を守る上で必須の課題です。しかし、COVID-19への対策は、それ自
体が、ジェンダー問題であり、社会問題であり、教育問題でもあることも忘れるべきでは
ありません。そして、それらのすべてが、日本学術会議が分野を超えて早急に取り組むべ
き課題でもあると思います。
メディアはCOVID-19一色です。しかし、メディア各社によって情報量や焦点の当て方
にかなりの差があります。コロナ報道の渦のなかで、いくつかの重要な問題が見えにくく
なっているようにも感じます。その一例が、いわゆる「ロッキード世代」の元検事総長を
はじめとする元検察関係者有志による意見書でしょう
https://digital.asahi.com/articles/ASN5H4RTHN5HUTIL027.html。権力に抗してロッキ
ード事件を担当したという自負と検察官という職に対する誇りに支えられた意見書には、
強く心を揺さぶられました。「正しいことが正しく行われる国家社会でなくてはならない」
——この信念をだれが否定できるでしょうか。・・・と、ここまで書いたところで、「検察
庁法改正案、今国会見送りで調整へ」というニュース(5月18日午後4時)が飛び込んで
きました。

〔 政府、社会及び国民等との関係担当副会長 渡辺美代子 〕
  新型コロナウイルスの感染拡大がやっと止まり始めました。まだ第二波の心配はありま
すが、このまま細心の注意を払えば収束していくことも期待できます。3月末からテレワ
ークを中心に自宅に籠もって仕事をしているため、気がついたら今年は春の服を着る機会
がなく、いきなり初夏の日差しを浴びることになりました。マスクをして日差しを浴びな
がら歩くと熱中症の危険があり、冷房をつけて空気の循環が悪い環境にいるとウイルス感
染のリスクが高まり、さまざまなことを総合的に配慮して生活することが求められている
ようです。
この機会に、仕事においてもいろいろ考えさせられましたが、日本学術会議は運営のあ
り方を大きく変えることとなりました。幹事会などの会議はすべてオンラインで実施して
いますが、会議の質は維持できているように思います。今まで集合することが当たり前だ
った委員会なども、旅費と移動時間をかけずに実施し、議論も十分にできています。
  第24期も残すところ4ヶ月強となり、幹事会では提言などの審議が大詰めを迎えてい
ます。5月14日に開催した幹事会では、10件の提言などを審議しました。それぞれの内
容は、専門家の深い知識と見識に裏打ちされているため、多くの方々に読んでいただきた
いものばかりです。ぜひ、皆さんには公開された提言などをお読みいただきますようお願
いいたします。
  学術フォーラムや公開シンポジウムは、一時期中止と延期が相次ぎましたが、最近はオ
ンライン開催で実施されるようになってきました。6月は3日に「COVID-19とオープン
サイエンス」、18日には「人生におけるスポーツの価値と科学的エビデンス〜新型コロナ
感染拡大後の社会のために」の学術フォーラムを開催いたします。どちらにおいても、今
の感染状況に関連した議論がされます。
  また、「未来からの問い」の一環として、新型コロナウイルス感染を踏まえて、会長と副
会長が「新型コロナウイルス後の世界」について対談をし、ホームページで公開すること
を始めました。私は最初の対談を、連携会員の喜連川優先生にお願いいたしました。感染
状況においては情報通信技術の活用が必須ですが、その活用から見えてきた新たな課題や
そこから予想される未来について、そして若者への期待を語っていただきました。今後は、
人文学者や米国感染症研究者、外国人アドバイザーなど多彩な方々と対談をして、ご意見
をいただく予定です。ぜひ、ホームページからご覧になっていただきますようお願いいた
します。

〔 国際活動担当副会長 武内和彦 〕
  4月中旬以降もバーチャルな会議は続いています。4月28日には、ストックホルム環境
研究所(SEI)が主催する「ストックホルム+50ハイレベル会合に向けた可能性」を探る
世界のシンクタンクのバーチャルなワークショップに参加しました。これは、地球環境問
題を国際社会の重要な課題と認識させた国連人間環境会議が、1972年6月にストックホ
ルムで開催されてから50年を記念して開催を予定しているハイレベル会合の準備会合と
して開催されたものです。まったく同じ議題の会合が28日と29日の両日開催され、参加
者はどちらか一方に出席すれば良いという東西の時差に配慮した仕組みで、私は、日本時
間で28日の16時から19時までの3時間出席しました。これは主催者にとっては、同じ
会議を2回主催し、双方の議論を取りまとめ、統合して議事録を作成するという負担の大
きいものですが、参加者にとっては時差の問題も解消され、また参加者数がほぼ半分とな
るので、発言時間も十分確保できるというありがたいやり方でした。
  このワークショップでは、新型コロナウイルスの地球環境問題への影響が議論され、感
染症対策でプラスティックなどの資源削減の取り組みなどが停滞している一方、温室効果
ガスの削減や大気汚染の緩和といった経済活動の制限に伴う副次的効果が表れていること
が注目されました。そのうえで、ロックダウンや移動の制限は、これまでにない強制的な
変革を引き起こしてきたが、それが新しい社会システムへのシフトをもたらすのか、危機
以前のグローバルな社会経済システムに戻るのか、それが2022年以降の持続可能な社会
を展望するうえで大きな分岐点となりうると確認されました。国連の取り組みでは、持続
可能な開発目標(SDGs)、気候変動枠組条約パリ協定、生物多様性条約ポスト2020年目標
など、持続可能な社会に向けての大きな社会変革(transformative change)の重要性が謳
われています。新型コロナウイルス後の世界を、そうした社会変革に結びつけるには、国
際社会のさらなる努力が必要となります。
5月16日には、国連生物多様性の10年記念シンポジウム「いしかわ・かなざわから発
信する生物多様性の10年のあゆみ」がバーチャルで開催され、私は「生物多様性の10年
—これまでの10年、これからの10年」と題して基調講演を行いました。このシンポジウ
ムは、国連大学サステイナビリティ高等研究所のいしかわ・かなざわオペレーティング・
ユニット(OUIK)が主催したものであり、当初は、金沢市での開催を想定していました
が、バーチャルなシンポジウムに切り替えられました。初めての試みで、試行錯誤しなが
らの開催でした。私も、スライドの操作など戸惑うことも多かったのですが、なんとか無
事講演を終えることができました。バーチャルにした結果、石川県にとどまらず、日本各
地からの参加者も多く、海外からの参加もあって、合計278名という当初想定していた数
を大幅に上回る参加人数となりました。この経験を踏まえ、新型コロナウイルス終息後に
は、会場での参加とバーチャルな参加をうまく組み合わせた開催方式を模索していくこと
になりました。
このシンポジウムで主題となったのは、国連生物多様性の10年で2020年までの達成を
目指していた愛知目標のなかで、達成できたもの、達成できなかったものを客観的に評価
し、これから10年の生物多様性保全をどのように戦略的に進めていくかということでし
た。2011年12月には、石川県金沢市で「生物多様性の10年国際キックオフイベント」が
開催されており、その意味でも国連大学のOUIKが開催する意義は大きいものでした。残
念ながら本年10月に中国の昆明市で開催予定であった生物多様性条約第15回締約国会議
(COP15)は来年に延期となってしまいました。そのため、「生物多様性ポスト2020フレ
ームワーク」の採択も来年に持ち越されてしまいます。日本の国内でも、新たなフレーム
ワークの採択を前提に、来年「生物多様性国家戦略」の見直しを予定していただけに、作
業の遅れは避けられません。しかし、新型コロナウイルス後の持続可能な社会変革のあり
方を模索しつつ、この遅れを無駄にしないようにしなければならないと思います。


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SCJ Member Forum (会員・連携会員専用掲示板)
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日本学術会議HP
http://www.scj.go.jp/
幹事会開催状況(議事要旨、配布資料)はこちら
http://www.scj.go.jp/ja/member/iinkai/kanji/index.html
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以下、第288回、289回幹事会の概要となります。
◎第288回幹事会(令和2年3月26日(木)13:30〜17:10)
審議事項等
1 前回議事要旨の確認が行われた。
2 以下の公開審議が行われた。
(1)「幹事会における提言及び報告の審議の手順について」の一部改正及び「表出主体
が複数ある場合の査読の手順について」の幹事会申合せについて承認した。
(2)分野別委員会における分科会委員(新規1件)を決定した。
(3)若手アカデミ−分科会の設置及び委員を決定した。
(4)提言「アフリカ豚熱(ASF、旧名称:アフリカ豚コレラ)対策に関する緊急提言」に
ついて、危機対応科学情報発信委員会芳賀猛副委員長及び食料科学委員会獣医学分
科会高井伸二委員長より説明があり、審議の結果、所要の修正を行うことを条件に
承認した。
(5)提言「マイクロプラスチックによる水環境汚染の生態・健康影響研究の必要性とプ
ラスチックのガバナンス」について、健康・生活科学委員会環境学委員会合同環境
リスク分科会那須民江委員長及び野原恵子幹事より説明があり、審議の結果、所要
の修正を行うことを条件に承認した。
(6)日本学術会議協力学術研究団体を指定することについて承認した。
(7)令和元年度代表派遣について、実施計画の変更をすることを承認した。
(8)日本学術会議会長のMICEアンバサダー任期延長について承認した。
(9)学術フォーラム及び土日祝日に講堂を使用するシンポジウム等につき決定した(2件
の学術フォーラム、5件の土日祝日に講堂を使用するシンポジウム等)。
(10)9件のシンポジウム等の開催並びに7件の国内会議の後援について決定した。
3 その他事項として、今後の幹事会等の開催日程について確認した。
4 以下の非公開審議が行われた。
(1)分野別委員会について、委員(特任連携会員)(新規1件)及び小委員会委員(追加
1件)を決定した。
(2)分科会委員(特任連携会員)(新規1件)を決定した。
(3)外部委員候補者の推薦について承認した。

◎第289回幹事会(令和2年4月30日(木)14:05〜17:55)
審議事項等
1 前回議事要旨の確認が行われた。
2 以下の公開審議が行われた。
(1)幹事会附置委員会における運営要綱の一部改正(委員構成の変更1件)及び委員会
委員(追加1件)を決定した。<地方学術会議委員会>
(2)分野別委員会における分科会委員(追加1件)を決定した。
(3)令和2年度各地区会議事業計画を決定した。
(4)提言「外国人の子どもの教育を受ける権利と修学の保障——公立高校の「入口」か
ら「出口」まで」について、地域研究委員会多文化共生分科会竹沢泰子委員長及び
志水宏吉委員より説明があり、審議の結果、所要の修正を行うことを条件に承認し
た。
(5)提言「地球温暖化対策としての建築分野での木材利用の促進」について、農学委員
会林学分科会丹下健委員長及び五十田博委員より説明があり、審議の結果、所要の
修正を行うことを条件に承認した。
(6)提言「地域包括ケアシステム構築のために求められる歯科保健医療体制」について、
歯学委員会丹沢秀樹委員長より説明があり、審議の結果、所要の修正を行うことを
条件に承認した。
(7)提言「災害が激化する時代に地域社会の脆弱化をどう防ぐか」について、地球惑星
科学委員会地球・人間圏分科会春山成子委員長及び鈴木康弘委員より説明があり、
審議の結果、所要の修正を行うことを条件に承認した。
(8)提言「長期の温室効果ガス大幅排出削減に向けたイノベーションの加速」について、
総合工学委員会エネルギーと科学技術に関する分科会鈴置保雄委員長及び地球温暖
化対応の視点からのエネルギー対策・政策検討小委員会秋元圭吾委員長より説明が
あり、審議の結果、所要の修正を行うことを条件に承認した。
(9)報告「地球惑星科学分野における科学・夢ロードマップ(改訂)2020」につい
て、地球惑星科学委員会藤井良一委員長及び地球惑星科学委員会地球・惑星圏分科
会田近英一委員長より説明があり、審議の結果、承認した。
(10)日本学術会議協力学術研究団体を指定することについて承認した。
(11)2件のシンポジウム等の開催及び2件の国内会議の後援について決定した。
3 その他事項として、今後の幹事会等の開催日程について確認した。